ダンゴムシの採り方マニュアル
ダンゴムシはペットショップに行っても(たぶん)売っていませんので、飼育するためには自分で採らなければなりません。ダンゴムシの採集は非常に簡単ですが、採り方のコツというのもありますので、採り方の基本から応用まで紹介していきたいと思います。
ダンゴムシはどこにいるか
どうでもいいときにはよく目に付くダンゴムシですが、はじめて捕まえようというときには、なかなかどこにいるのか思い浮かばないかもしれません。
ダンゴムシのすみか
ダンゴムシは暗いところや湿ったところをすみかにしていて、特に「何かの下」で生息していることが多く、次のような場所に群がっていることが多いです。
- 植木鉢の下
- 石や枯れ葉、瓦礫などの下
- 木のふもとや壁やブロック塀の隅っこ
庭先や玄関先にもいます
一番手っ取り早いのは庭や玄関先を探すことです。「ひまだからダンゴムシでも捕まえるか〜」と思い立って5分以内に捕れるのがダンゴムシです。
植木鉢の下はダンゴムシ採集の定番でかなりの確率で見つかると思います。また、大きめな石の下や枯葉の下、何だかよくわからない腐った板みたいな奴の下や、ブロック塀の端っこや隅っこの日の当たらない場所などを探しましょう。
公園や空き地、草むらにもいます
ほかには公園や草むら、畑などの土や木のある場所ならどこにでもいるといってもよいでしょう。物陰や何かの下を探すことが探し方のコツです。
なお駐車場や交通量の多い道路脇などの危ないところは避けるようにしましょう。
採集道具
ダンゴムシの採集に特別な道具は必要ありません。虫取り網などは不要です。が、素手だとなかなか捕まえにくいし手も汚れるので、あったらダンゴムシ捕りが捗るおすすめの道具を紹介します。
ダンゴムシはスプーンですくう!
おすすめ道具はずばり、スプーンです。コンビニのお弁当などに付いているような使い捨てのもので構いません。シャベルでもOKですが、スプーンの方がサイズ的にダンゴムシに合っているのでオススメです。
入れ物はなんでもよい
入れ物は虫かごやプラスチック容器のほか、一時的であればペットボトル容器、空き瓶やビニール袋でも大丈夫です。密閉しているなら念のため空気穴を開け、また夏場は高温にならないように直射日光に長時間当たらないように気を付けます。
究極のダンゴムシ捕り
ダンゴムシの採り方の裏技として、夜行性であることを逆手に取って夜に攻めるという採集方法があります。
夜に懐中電灯を使って採集すれば、運が良ければダンゴムシ採り放題です。特に活動が活発な春から秋にかけては、むしろ踏み付けないように気を付けることになるでしょう。
この採集方法の欠点は、不審者に間違われる可能性があるということです。ほどほどにしておきましょう。
採るときの注意点
最後にちょっとした注意点を挙げておきます。
少し危険な虫たち
ムカデやクモなどはいじると噛むので少し気を付けます。またハサミムシもいじるとしっぽのハサミで挟まれます(痛いというほどではありませんが)
昆虫採集のマナーを守ろう
場所ごとにぜんぶ採らないように少し注意します。採り尽くしてしまうと次回からそこで見つけるのが難しくなるからです。繁殖できるくらい残しておくことを心がけましょう。
夢中になりすぎない
ダンゴムシを採るときはしゃがんで採ることになります。夢中になりすぎるとなにかと危ないので、まわりに注意をはらうのを忘れないようにしたり、適度に休憩したりしてください。
採れたら飼育してみよう
ダンゴムシを採ったらさっそく飼育してみましょう。詳しいダンゴムシの飼い方については「ダンゴムシの飼い方」をご覧ください。