触角1本のダンゴムシの原因を探る

頬杖をつきながらぼんやりとダンゴムシを眺めていたりすると、触角が1本しかないダンゴムシが目に付くことがあります。ふつうのダンゴムシには見慣れているから、自然と目に付くのは、そうではないダンゴムシなのかもしれません。

今までは漠然と喧嘩や、敵にやられたなどの原因で触角が取れてしまったのかと思っていましたが、飼育下ではダンゴムシ以外の目ぼしい敵はいませんし、最近はオスがメスにちょっかいを出していることが原因ではないかと思い始めていたので、実際に簡単な調査をしてみました。

触角が1本であることと性別の関係

触角1本のダンゴムシを集めて男女比を調べようとも思いましたが、オスとメスを振り分けた機会があったので、それらのダンゴムシを利用して触角の本数を数えてました。

性別1本0本
オス94匹中1(1.1%)0(0%)
メス92匹中9(9.8%)1(1.1%)

結論

統計データとしては子どものおもちゃのようなものですが、これを見る限り当方の飼育下においてはオスよりもメスの方が触角を欠損している割合が大きいという結果となりました。

ただし、欠損したのが採取前か採取後かが不明であること、ケース全体の男女比が不明(なんとなく五分五分というレベル)であることなどのはっきりしない点はあります。

今回の結果からオスのちょっかいが原因だというのは無理がありますが、この考えは頭の隅に置いておきたいと思います。

ちなみに触角が2本とも欠損しているダンゴムシはまれにいるのですが、歩いているときコツンコツンと障害物に頭をぶつけながら前進しているので少し不憫ですが、健気な印象もあるのでがんばってほしいです。