ダンゴムシの二階建てケースをつくろう
虫かごやプラケースでは飽きてしまったという方、ダンゴムシの飼育ケースを工作して二階建てに住まわせてみませんか。
完成イメージ
プラスチックケースを二階建てのように組み立ててダンゴムシのお家をつくります。中心の筒の中に小枝を入れて二階に登れるようにします。筒の一階部分には穴を開けて小枝にアクセスできるようにしておきます。一階と二階の床は土を敷く予定です。
ひつようなもの
- プラスチックケース×2
- 土を入れた状態で、ダンゴムシが登れないくらいの深さが必要です。今回は深さ5cmくらいのものを使いました。また、カッターで加工できるくらいの柔らかさが必要です。ふたはあった方が良いですが無くても大丈夫です。
- スプレーボトル
- ある程度の強度が必要です。丈夫過ぎるとカッターで加工できないので難しいところですが、100均のものでちょうど良かったです。完成をイメージして高さと内径を考えましょう。今回は内径3.5cmくらい、頭を除いた胴の部分が12cm以上のボトルを使いました。
- 小枝
- 階段の代わりに入れます。ダンゴムシが登れそうなものなら何でも良いです。
- その他
- カッターナイフ、爪切り、木工用ボンドなどが必要です。ボンドは乾燥後に透明になるものをおすすめします。ふつうのを使ったら白く仕上がってしまったので。
刃物を使うので充分注意して作業してください。
ステップ1:支柱をつくろう
まずスプレーボトルの頭を切り離します。これは完成図でいうと中心の筒の部分(赤い部分)になります。
つぎにスプレーボトルの下部をくり抜いて穴をつくります。これは一階のダンゴムシの入り口になります。土の厚さを考えて入り口の高さを決めましょう。あまり小さいと土を入れたときに入り口が埋もれてしまいます。
ステップ2:二階をつくろう
二階のケースの底中央に放射状の切り込みを入れます。これを折り返してスプレーボトルを差し込む穴にします。
下図のように切った部分を軽く折り返して、スプレーボトルをぐいぐい押し込めてみます。はまらないようなら切り込みを深くして、ようすを見ながら少しずつ切っていきます。切り口がとんがっているので注意してください。
スプレーボトルがはまるくらいになったらしっかり折り返して、土の厚さ分くらい残してとんがった部分を切り落とします。ここはスプレーボトルとの接着面になるので全て切り落とさないように注意してください。
ステップ3:組み立てよう
底面に穴を開けた二階のケースと、頭を切り落としたスプレーボトルを木工用ボンドで接着します。乾燥したら、今度は一階のケースとスプレーボトルの底を接着します。
ふたは、二階は一応空気穴を空けて、一階はU字にカットします。
完成!!
乾燥したら、土を入れて枝を入れて完成です。写真ではえさ場として二階に石を設置しています。
一階に10匹を入れてしばらく観察したところ、数日後には数匹が二階に登ってくれていました!
経験上、中心部に枯葉を入れておくとそこがたまり場になって昇り降りの頻度が上がるようです。
持ち運ぶときはワイングラスを持つように筒を指で挟みながら二階の底を持ちます。